tanamonの稀に良く書く日記

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MXMLの基本的な構成

MXMLの基本的な構成

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<mx:Application xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml" layout="absolute">
	<mx:Text text="Hello World!"/>
</mx:Application>

MXMLの基本的な構成はこのようになります。
これら一つ一つタグについて追いかけていきます。

XML宣言
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

MXMLXML文書の構造を取っているため、1行目にXML宣言文が必要になります。
属性の意味は以下のようになります。

  • version - XMLのバージョンを表します。基本的に"1.0"を使用します。
  • encoding - ファイルの文字コードを表します。特に必要がなければ"utf-8"にしておいたほうがよいです。
mx:Applicationタグ
<mx:Application xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml" layout="absolute">

まず属性にxmlns:mxという記述がありますが、これは値に書かれた名前空間をmxという接頭語で使用できるようにする、という意味になります。その値の"http://www.adobe.com/2006/mxml"というのが、Flexライブラリの名前空間です。そのため、タグ名のmx:Applicationは、FlexライブラリにあるApplicationタグを表すようになります。

layout属性はmx:Applicationのプロパティで、コンポーネントの位置をどのようなルールで配置するかどうかを決めます。

  • "vertical" - コンポーネントを垂直方向(縦)に並べます。省略時のデフォルトです。
  • "horizontal" - コンポーネントを水平方向(横)に並べます。
  • "absolute" - 座標指定で配置します。座標省略時はx=0、y=0の位置になります。

layout属性については、そのうち詳しく書きます。


ちなみにXMLの文法としてはxmlns:mxのmxは省略することができるので、

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Application xmlns="http://www.adobe.com/2006/mxml" layout="absolute">
	<Text text="Hello World!"/>
</Application>

このようにも書けますが、複数のライブラリを利用する場合にややこしいことになるので、使用しないほうがよいです。

mx:Textタグ
	<mx:Text text="Hello World!"/>

mx:Textタグは単純なテキストを配置するタグです。
text属性に表示したい文字を指定します。
この例では画面に"Hello World!"と表示されます。

mx:Applicationタグ(閉じタグ)
</mx:Application>

mx:Applicationの閉じタグです。XML文書ではタグは必ず閉じる必要があります。

実行結果